高千穂峡の見所 真名井の滝
真名井の滝(落差 17m) 日本の滝百選
高千穂と言えば、何といってもこの光景を思い浮かべるくらい有名な高千穂峡のランドマーク的存在の「真名井の滝(まないのたき)」
神話によると天村雲命(あめのむらくものみこと)が天孫降臨の際に、この地に水がなかったので水種を移しものが「天真名井(あまのまない)」として湧水、滝となって流れ落ちているといわれています。
滝は、上部にある、「玉垂れの滝」〜「おのころ池」〜水路を伝って「真名井の滝」へと流れ落ちております。
上の写真は少し絵画風にしてみました。
柱のような岩は、柱状摂理(ちゅうじょうせつり)と言われます。阿蘇山の大噴火による溶岩流(火砕流)が冷却固結する際に生じたもでもので、下側の縦の柱状の層が、約12万年前の溶岩流(火砕流)によるもの、上側の斜めの層が約9万年前の溶岩流(火砕流)によるものです。
こういう光景を見ると、高千穂峡は「阿蘇ジオパーク」のジオサイトとしての資格も十分と思えたりします。
余談ですが・・天照大神(あまてらすおおみかみ)の岩戸隠れ神話も、阿蘇山が噴火した際、火山灰や火山ガス・噴煙が空を覆いつくし、地上界が長く暗闇になってしまったことに端を発するのでは?と言う推論も聞かれます。
御橋(みはし)の上は、真名井の滝を見おろすように見ることが出来る、お奨めビューポイントです。一般車道ですので、車には十分注意してください。
高千穂峡の真名井の滝周辺は、夏休み期間を中心にライトアップされます。日没より午後10時まで、滝周辺の遊歩道には竹灯篭が灯され、広間とはまた違う、幻想的な雰囲気となります。
2014年(平成26年)のライトアップ日程
2014年7月19日(土)〜9月7日(日)
点灯時間 日没 〜22:00
ライトアップされたところ以外は真っ暗ですので、懐中電灯等を持参しましょう。100円ショップにある、小指くらいの小さなLEDランプで十分です。)
駐車場は、高千穂峡ボート乗り場横にある「御塩井駐車場」を利用。トイレは、駐車場奥にあります。
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